バックサイド 歴史から学ぶ事
西暦1970年代のキャリフォルニア西海岸での遊びのトップは、サーフィンでした。でも、大自然の波と遊ぶのですから毎日条件が良いとは限りません。
波があれば雨の日も遊べますが、波が全く無いとか、波が荒れている場合は遊ぶことが出来ません。
当時子供たちの遊び道具にローラーコースターがありました。
ローラーコースターは、ローラースケートよりも部品が少なく低価格に製造できる事で、大人はスケートリンクでローラースケートを楽しみ、子供は自宅近くの道路でローラーコースターで遊ぶという時代背景でした。
発明されて1年ぐらいは販売されましたが、残念ながら人気が出ないままたった1年で見かけなくなります。
ところが、その10年後にサーファー達は、この楽しい遊び道具をより楽しく遊ぶ為にある場所に持ち出してきました。サーファー達はサーフィンのターンにより近づける為に、セメントで作られた海の波に近い楽しい遊び場を身近で発見したのです。
ある者は海岸のコンクリートのバンクを、ある者は居住者の居なくなった無人の宅地内に水を抜いて空になった腎臓の形状をしたプールを見つけ出しました。
波の無い日はサーフィンの練習にこのローラーコースターを使いこれらの場所にあつまり夢中になって遊びました。
サーファーは、子供たちの遊び道具であったローラーコースターは、やがてサーフローラーと呼ばれるまで有名にしました。
そして、その遊びをする者をサイドウオークサーファーと呼びました。
その時プールのトランジション(ラウンドした形状の斜面)を波に見立てその面をスケボーを使ってターン出来る事をバックサイドターンと、フロントサイドターンという言葉を上手く利用して他のサーフ仲間に伝えたのです。
話を聞いたサーフ仲間は、その言葉と身振り手振りと共に聞いただけで、彼らがどんな状態にターンしたのかを即座に想像出来ました。
その時使ったバックサイドという言葉は、現在まで伝わって専門用語の一つとして現在でも使われています。
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